映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】Dr.パルナサスの鏡(2009)

2009年。

ヒース・レジャーの遺作のファンタジー映画。

 

物語はちょっと説明できません。詐欺師と悪魔と博士が出てきて鏡の内外でいろいろやるというファンタジー映画です。他にもアンドリューガーフィールドとか小人とかデヴォン青木っぽい人とかもいます。

 

内容が理屈をすっ飛ばしているため賛否両論っぽい感じがします。

世界観がとってもぶっ飛んでるため想像力を働かせる必要があるように思いました。理由をつけて納得しないと進めない方には微妙に映るかも知れませんが、私はわけわからないながらもなんかこのぶっ飛んだ世界観の中で筋は通ってる(ヒース・レジャーの首吊とか)感を感じれたし童心をほじくり返すようなワクワクするワンダーな絵が繰り広げられて気づけばこの世界の虜になりなんだかよーわからんけど凄い楽しかったという感想を見終わって持ちました。

 

最初はどういう世界観の映画なのかわかっていなかったのでオズの魔法使いの劣化版みたいなイメージで見ていて正直微妙かと思われましたが、ヒース・レジャーが謎の首吊男として出現してミラーワールドでヒースの顔がジョニー・デップになったりジュード・ロウになったりコリン・ファレルになったりして(ヒロインとキスしてたのはコリン・ファレル時だけだったのでファレルラッキーだなとか見てて思ったりしました)、なんでそうなるのかよくわからないけど楽しいしそれはいいし、雲まで続くめっちゃ長いハシゴが途中でぶっ壊れてクソ高い竹馬状態になったり、追っ手たちがいきなりミュージカル始めたりと常識をこの映画に当てはめると当てはまんないため当てはめるために想像力が要ります。そこをくだらないと拒否したらこの映画はつまらないでしょうし、受け入れたらそれはそれで楽しい・・・そんな映画がDr.パルナサスの鏡です。