映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ホリデイ(2006)

2006年。

キャメロン・ディアスジュード・ロウケイト・ウィンスレットジャック・ブラック

 

ディアスはロサンゼルスのCM制作会社の敏腕経営者でお金持ち。

ケイトはロンドンの新聞社勤務。

 

この二人が双方失恋したことがきっかけで2週間だけ互いの家を交換するということになります。

 

ケイトは豪邸でウキウキですが、ディアスは初日で帰りたくなります。

ここまではここからどうストーリーが展開するのか先が読めず少しのワクワクがありました。

 

ディアスパートではケイトの兄ジュード・ロウが登場。でワンナイトラブ。

ディアスは泣くことを忘れてしまった女でロウは泣き虫男です。

 

ここでジュード・ロウは何股もしてる悪いやつ?というようなふうに描かれています。

ですが、妻に先立たれて子供を育てるシングルファーザーということが判明し、実はいいヤツだったことがわかります。

 

 

一方のケイトパートでは同世代の映画音楽の作曲家、引退した映画脚本家のおじいさんとの出会いがあります。

 

作曲家のジャック・ブラックには女優の恋人がいます。でも浮気されます。一方でケイトとはいい感じの仲に。

おじいさんもくすぶっているという感じですが、ケイトとの出会いがきっかけで再始動するような流れに。

 

 

このように休暇を取ったことで人生が好転していきそうな感じが中盤まで描かれます。

 

ところがケイトパートでは、ケイト、ジャック双方の裏切り体質だけど魅力的な元恋人からの復縁話が。

 

さぁどうするという流れですが、ケイトはきっぱり断り完全に吹っ切れます。ここは見ていて最高にスカッとします。

その後おじいちゃんも復活し、ジャックもケイト同様悪い恋人をきっぱり諦めます。

 

この時点で結構ケイト偏重な感じがし、ディアス置き去りみたいな感じでした。

ディアスパートではロウと別れたくないけど・・・みたいな葛藤でこの時点では鑑賞側にストレスがかかっています。

 

そしてそのストレスもケイトパート同様解き放たれます。

ディアスは幸福な2週間を想い泣くことができました。

家に戻るとロウも泣いていた。

それぞれ、泣かない女→泣いた、泣き虫の男→本当に泣き虫だったという伏線が回収されました。

ここでのジュード・ロウのなんとも言えない涙ぐんだ表情が良かったです。

 

そして最後どうなるか・・・という流れです。

 

このまま家を交換しっぱなし、というのは流石にないかな・・・と思ったら、登場人物が最後の最後で一同に介します。

 

そこまでケイトとディアスは電話で連絡することはあったにしろ、実際に対面することはありませんでした。

 

最後は4人で楽しそうにパーティーをしている画で終わりましたが、これがベストだったと想います。

 

何気なく見始めましたが、衝撃的な展開とかはないものの人物描写が丁寧に描かれていて、普通に見た後に幸せな気分になれるいい映画でした。

 

年末大晦日の思わぬ収穫でした。