【映画感想】プール (2016)
2016年の映画。
運命の悪戯によりプールの中に閉じ込められた姉妹の物語です。
プールの底の排水口のところに指輪が挟まってしまい取ろうとしたらプールの蓋がしまってしまい閉じ込められてしまいます。
ここからどうやって脱出するんだろうと序盤は楽しみでした。
ただ、意外と早く発見されます。
しかし、その発見者がクソ女で脅迫し始めます。
一方姉が糖尿病を抱えていてインスリン注射を打たないと昏睡状態になってしまうというより追い詰める設定がでてきます。
一方でプールで閉じ込められた二人は言えなかった事実やこんな状況に陥らなければ喋らなかったような言いたくても言えないことを話したりします。
その過程で姉妹の絆が強くなります。
クソ女はなんだかんだでまだ良心が残っていて助けようとはしますが、プールの蓋を開けるコードが無効になっていてだめでした。
そのまま立ち去ります。
人生がいまいちな妹は人生がうまくいってる姉に対して嫉妬を感じていました。最初は素直になれませんし、衝動的に死んじゃおうともしちゃいますが、生命を追い詰められて姉を救いたいという「本音」が出て懸命に排水口の蓋を取ろうとしてついに取れ、それで蓋を破壊して外に出ます。
そこに去ったと思われていたクソ女が現れ銃で始末しようとしますが、人間をやめられず撃てませんでした。
妹はクソ女をそのまま逃してなんとか糖尿病の姉も助かりました。で終わりです。
まず物語がシンプルです。プールに閉じ込められていかに脱出するかということになるのです。
しかしながら第三者の介入で興ざめしてしまったのも事実です。
まぁ話が広がらないからしょうがないというのもあるんだろうなという大人の事情も察しましたが。
別に第三者はいなくても成立した気はします。そうなるとシンプルすぎますが。
密閉空間で二人きりという状況。なんとなく密室で足かせに繋がれている二人というシチュエーションから始まるソウを一瞬思い出しましたが、そうかんがえるとソウはすごかったんだなぁと思います。あのシチューエーションからあそこまで話が広がったわけですから。
ネットの評価は微妙ですが、個人的には特筆すべき点はないもののそこそこ楽しめた作品でした。