映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】シュガー・ラッシュ:オンライン(2018)

2018年。

シュガーラッシュの続編。

 

今度の舞台はインターネットです。AMAZONGOOGLE、イーベイというような実在の会社がネットの世界に出てきたり、ネットオークション、ページ検索、SNS、つべのいいねなどが擬人化されたりしていて電脳世界の描写だけで面白いです。

 

歴代ディズニー・アニメヒロイン(アナ雪のエルサとかラプンツェルとかジャスミンとかとにかくいっぱいいます)やMCUスター・ウォーズネタなんかも盛り込んであってファンサービス精神旺盛だなと思いました。

 

ストーリーは前作からの続きでラルフと少女は仲良い状態で、中盤にラルフのちょっとした嫉妬とちょっとしたいたずらで二人の友情が決裂、ネット世界全部がラルフのコピーウイルスだらけになってしまう・・・というようなストーリーです。

最後はディズニーヒロインたちの活躍もあり全ては丸く収まる的なハッピーエンドです。

 

劇中ではラルフが相棒の少女を他の連中に取られちゃうという心配から彼女の旅立ちへの足をひっぱる形になりますが、クライマックスの事件を通して彼女の意思を尊重するという結論を出しラルフの成長、自立、親友との物理的な別れも描いて最後はハッピーエンドなんですけど若干のほろ苦さも感じられてそれがちょっとした余韻になっています。

自分の気持ちじゃなくて相手の気持ちを尊重することが大切というのは頭ではわかっていつつもそれができないラルフが抱く別れの恐怖というのが伝わってくるのは前作で描かれたエピソード故だと思うので前作に対しても評価を見直したという気持ちがあります。

 

今作を見て前作の評価もあがった、それがシュガーラッシュ1,2でした。