キアヌ・リーブス主演。
裁判モノ。
キアヌが弁護士演じてます。
シーンの大部分が法廷でのやりとりと回想です。
まず残念だったのがキアヌを見てかっこいいなぁと思わなくなったことです。
地球が静止する日まではかっこいいなぁと思ってたんですが。
この映画の公開当時52歳、老けたなぁと思うのも当然っちゃ当然です。
ちなみにこの映画のキアヌは短髪、髭なしスタイルです。
物語はまず弁護士の男が殺され、彼の息子が逮捕、裁判にかけられます。
キアヌが弁護につきます。
殺された男とキアヌは接点がありますが演出により意図的にぼかした感じに描写されます。私は前半で回想シーンの中に出てくるキアヌが実際にそこにいたんじゃなく回想の世界の中に入り込む演出なのかと勘違いしていました。
彼を無実にすべくがんばるという流れです。息子は父に弁護士の英才教育を受けているため只者じゃないです。
物語は淡々と進んでいきますがテンポは良いです。
また被告人の動きが特異でいいアクセントになっています。最初は全く何も言わず、ある時点から急に証言し出します。これにも理由があり最後に明かされます。
被告人の謎の動きの理由が知りたくて最後まで見ちゃいました。
その理由が真相、真犯人に直結していました。
ただ個人的には衝撃のラスト!とはならず、ああそういうことだったんかぁ、へぇ~というようなオチでした。
一応衝撃っちゃ衝撃なのも一定の納得がいきますし、どんでん返しとしては中々うまくできてるとは思うんですけど唸るほどでもない・・・
この感覚どこかで感じたことがある、と考えた結果これって2時間ドラマを見終わったときの感覚なんですよね。
シックスセンスのオチを見た時のような真相が明かされる直前のあの脳内で急速に点と点が徐々に線で繋がれていき電流が走るような感覚はなく、想像を超えてくるような唸りは残念ながら感じられませんでした。
絵面的にも地味だし、どんでん返しも地味という印象でした。
まぁキアヌが出てるからいいか。