映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ザ・サークル(2017)

2017年。

エマ・ワトソン主演。

 

SNSが暴走するような話です。

フェイスブック的なSNS会社が舞台。

 

超小型カメラを世界中のいたる所にポチポチくっつけるというのはそこまで数は多くはないものの現実世界でも今日至るところに監視カメラがくっついていてすでに監視社会になっています。

現実世界でその監視カメラを見ることができるのはごく一部のセキュリティー会社とか警察ですが、この映画の世界では誰もが見れるようになっていてプライバシーなし。

 

主人公のエマ・ワトソンが誤って両親の夜の営みを見ちゃってパニクるシーンが気まずすぎて笑えませんでした。

そしてそこに絶え間なく書かれるコメント。

 

他にも選挙とSNSを連動させるみたいなことや、ボーイフレンドのマーサーが死ぬところのネットの反応の描写はあれでした。

ウイルスとかあるし、人死にが出たらもっと世論は保守的になるんじゃ?と私は感じリアリティが怪しくなっていきました。

それにしてもトイレ風呂以外24時間私生活生配信とか精神病みそう。フォロワー1000万人でも。

 

現代のSNSのメリット・デメリットを表現し皮肉り警鐘を鳴らすような作品なのでしょうけど、もうちょっと捻りが欲しかったですね。最後もなんかパッとしない感じだし。

 

SNSの光と闇をもうちょっと捻った感じで描いてほしかった、それがザ・サークルを見た感想です。